
こんにちは!きもの処たにぎです。
京都市では新型コロナウイルスの感染者が減ってきたことから、観光業に携わる制限が全面解除されました。とくに、京都の象徴とも言える町中を歩く舞妓さんの姿がまた見られるようになったのは嬉しいですよね!
舞妓さんといえば着物と白い肌。そしてあの髪型も特徴的です。
舞妓さんのしている髪型のことを「日本髪」といいます。とても印象的な髪型ですよね。
着物に合わせて結われる「日本髪」とはなんでしょうか?
日本髪とは?
日本髪とは、広義では洋髪に対する和風の髪型の総称、そして狭義では日本固有の女性の結髪のことを指します。その多くは元結(もとゆい)と呼ばれる紐を使って長い髪を束ね、
- 前髪
- 鬢(びん:頭の左右の毛)
- 髩(つと:結髪の後部に張り出した髪をたわめてつくった部分)
をに分けた髪を集めて頭上に髷(まげ)を作るもの。
その多くは元結(もとゆい)を使って髪を束ねて、前髪、鬢(びん)、髱(たぼ)をとり、それを集めて頭上に髷(まげ)をつくりあげるものである。
その昔、日本の美人の象徴は「黒髪でツヤのある長い髪」でした。それには、男性が女性の顔を簡単に見ることができなかったという文化的な背景があります。親しくならないと顔が見られなかったため、一番相手を判断しやすいのが髪の毛の綺麗さだったのです。
ですから、日本の女性は平安時代頃まで垂髪(すべらかし)という下げ髪(ダウンスタイル)で生活していました。ひな人形の髪型、というと分かりやすいでしょうか。
しかしこの髪型は、やはり髪の毛が長ければ長いほど実生活において不便でした。そこで生まれたのが「日本髪」です。代表的なものには
- 島田髷
- 丸髷
- 桃割れ
- 結綿
- 勝山髷
などの種類がありますが、江戸時代には身分や年齢の違いによってできる髪型・できない髪型も存在していたといいます。
七五三や結婚式では人気?
3歳・5歳・7歳で行う行事の七五三。
その七五三でも、7歳の女の子が日本髪をすることがよくあります。
お着物も大人と同じ型のものを着られるようになり、大人になった証ということで日本髪を結う方が多くいらっしゃいます。
3歳の女の子だと日本髪が上手くできません。まだ髪の量が少なく、3つの結びが上手くいかないからです。
また、3歳の子だと髪を結ぶときに頭がグラグラしてしまいます。日本髪を結ぶには髪を横に流す必要があるので、3歳の女の子はシンプルなヘアスタイルか、ウィッグをつけたヘアスタイルをすることが多いです。
同じように、日本髪は和装の結婚式でもよく用いられる髪型です。とくに「文金高島田」という結い方は昔から花嫁の髪型として人気がありました。
とはいえ、最近では地毛を結う人は少なく、カツラを使用することがほとんどです。
成人式ではあまり見かけない?
七五三ではよく見かける日本髪。
実は、成人式ではあまり見かけることがありません。
理由は、
- 伝統>華やかさ のイメージがある
- ちゃんとした日本髪を結うことができる人が少ない
から。
現在日本髪を結うことができる髪結い師は、全国に数人しかいないと言われ、その技術の継承が問題にもなっています。その代わりに「誰でもできる日本髪」として生まれたのが「新日本髪」。こちらの髪型は、夜会巻きなど一緒に「クールなイメージ」や「大人っぽい魅力」を表現したい新成人の方々の間で愛されています。
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