振袖の作り方<糸繰から完成まで>

tanigi ニュース

こんにちは!きもの処たにぎです。

今回は振袖の作り方の続きをご紹介いたします!

前回は、デザインから染めまでをご紹介いたしました!

今回は、形を作るところから完成までご紹介いたします!

糸繰

振袖を作る前に、振袖に合う帯を作ります。

帯を織るための糸のカラーを整えるために、糸を染めます。

その後は、糸枠に巻き取る作業を行います。

これを糸繰といいます。

次の作業がしやすいように、丁寧に気を遣いながら糸繰を進めていくそうです。

整経

糸を色付け、糸を巻き取ります。

そして、織物の縦の方向に通っている糸を作る工程に入ります。

帯1本につき、4000本〜10000本ほどの経糸が使われています。

糸の巻取りが終わったら、ドラムの後方に設置した千切(ちきり)という木製の筒に、たるみが出ないように厚紙を挟みながら巻き取って完了です。

緯巻

続けて緯糸も準備します。

糸枠に巻き取られた緯糸を杼にセットできるように竹の管に巻いてゆきます。

杼とは、織機の経糸の上を左右に走り、経糸の間に緯糸を通すための平らな舟型の道具です。この作業は緯巻と呼ばれます。

製織

ここまでの長い準備工程を経て、ようやく製織が始まります。

振袖と帯を縫い上げていきます。丁寧に縫い上げ、形を作っていきます。

左右対称になるよう、また背中心を合わせ縫います。

工程を経て、とうとう振袖と帯ができあがりました。でも、ここで終わりではありません。

最後に、もっとも大切なコーディネート作業が待っています。

実際に試着して頂き、小物の帯締め・帯あげ・衿元・草履・ショールなどをコーディネートして完成させることで素敵な振袖姿を作ることができます!

一生に一度の大切な成人式、素敵なお振袖や小物で着飾りましょう。

成人式はきもの処たにぎにおまかせください!振袖プランも充実しております。是非ご相談くださいませ。