振袖ができるまで<デザインから染めまで>

tanigi ニュース

こんにちは!きもの処たにぎです!

一枚一枚が高価な振袖ですが、制作される際にはデザインや形など様々な点にこだわりを持って作られています。

現在では着られる機会が少なくなってしまった振袖ですが、作られる過程を知ると切るのがより楽しくなりますよ!

ということで、今回は振袖がどのように作られるのかご紹介いたします!

デザイン

成人式や結婚式などの特別な晴れ舞台着用するお振袖。

その場にふさわしい華やかさを持っている必要があります。

振袖をデザインする際には、全体の美しさ・袖の美しさ・後ろ姿の美しさなどを考える必要があります。また、使うカラーの種類でも印象が大きく変化します。カラフルだと可愛らしく明るい印象になり、数色でまとめていると落ち着いて大人っぽい雰囲気になります。

どのような柄にするのか・柄の大きさなども考えていく必要があります。

デザイナーはそのようなことを頭に浮かべながらデザインを進めていきます。

まずは、スケッチデザインをしていきます。

雛形

デザイナーは、いくつかのスケッチデザインを作ります。

その中から、実際に作るものを選び、細かいデザインを考えていきます。

そのときに使われる専用の紙のことを「雛形」と言います。

全体のバランスを見て柄を描く位置を変更したり、描くお花の種類を考えたりします。

スケッチデザインと違い、細かいところまで見るので変更すべき点や問題点が見えてきます。

実際に作られたときのことを考え、洗練された振袖にするためにより良いものに変化させます。

生地選び

振袖の生地を決めていきます。生地によって特徴・長所と短所があるため、それを考慮しながらふさわしい生地を選んでいきます。

京都で生まれた伝統的な生地の西陣織・京友禅や絹・ポリエステルなど様々な種類があります。

また、丹後で作られた白生地もとても質が高いことで有名です。

染め

雛形が出来上がったら、生地を染めます。

色の濃淡・彩度・グラデーションなどがあるので、染めの作業も丁寧に行う必要があります。

色の調節はとても難しいので、小さな布に染めてから調整を行いながらになります。

振袖を作る前に、仮に仕立てをして仮絵羽を作ります。布をきものの形に仮縫いし、全体の柄の様子をわかるようにしたものです。仮のデザインを確認した後は縫い目を解き、それぞれ一枚の布分けます。

その後、振袖に色をつける作業に入っていきます。

いかがでしたか?次回は、いくつかの染めの種類から完成までの手順をご紹介いたします!

一生に一度の大切な成人式、素敵なお振袖や小物で着飾りましょう!

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