こんにちは! きもの処たにぎです。
皆さんは普段、「カラコン(カラーコンタクトレンズ)」をお使いですか?
「自然に盛れる」からと、日常的に使用する人も増えたカラコン。「日本トレンドリサーチ」と韓国カラコンの個人輸入代行サイト「バービーアイ」が共同で行ったアンケートによると、カラコンを使用したことのある人の36.6%が「職場や学校へ行く際にもカラーコンタクトを使用している」と答えたそうです。
普段からカラコンを着けていて「やっぱり前撮りや成人式でもカラコンを着けたい」という方。普段は着けていないけど、「振袖を着てたくさん写真を撮るなら着けてみたい」という方。いろんな方がいらっしゃると思います。
カラコンは瞳のオシャレ
体全体の中で見ると小さなパーツである、私たちの「目」。しかし実際にカラコンを使ってみると、顔の印象が驚くほどがらっと変わります。それこそメイクと同じぐらい顔が変わって見えるので、一度使って以来手放せなくなる人も多いんです。
さらに最近のカラコンは、「目をパッチリと大きく見せるもの」「目の色を変えて見せるもの」「三白眼にするもの」など、デザインも用途も様々。服を着替えるように、瞳もオシャレをする時代なんですね。
要チェック! カラコンの着色直径とフチのありなし
カラコンを選ぶときにチェックするべきポイントは二つ:「着色直径」と「フチ」です。
着色直径とは、カラコンの色がついている部分の直径のこと。五年ほど前に日本人の黒目の大きさは年齢も性別も関係なく大体みんな直系11mm~12mmである、という調査結果が出て話題になりましたが、その黒目の大きさに着色直径が近いか黒目より小さいと、ナチュラルに盛れます。
最近のカラコンは約11mm~14mmぐらいまで着色直径のサイズ展開があるので、
- カラコンバレしたくない:11.9mm~12.6mm
- 自然に盛りたい:12.6mm~13.5mm
- めっちゃ盛りたい:13.5mm~
のような使い分けが目安だと言われています(人によって目の形や見え方は違うので、個人差があります)。
二つ目のポイントである「フチ」とは、コンタクトレンズの外周ではなく「一番外側に入っている色のライン」のこと。
つまり「フチあり」は「はっきりと色の端にラインが入っている」、つまり「瞳の輪郭を強調する」デザイン。そして「フチなし」は「色の端がふんわりとぼやけている」、つまり「裸眼との境目が分かりにくい」デザインのものです。
最近は「細フチ」や「ぼかしフチ」のものもあるので一概には言えませんが、「がっつり盛りたい」ときには「フチあり」、「ナチュラルに盛りたい・カラコンバレしたくない」ときには「フチなし」がオススメです。
前撮りなどで振袖姿の撮影をする場合、スタジオではとくにフラッシュや照明を使った撮影を行うことがあります。そのときに「着色直径が大きめ」で「フチあり」の濃いめのカラコンをしていると、光の加減で瞳の色がはっきりと浮いて見えてしまう場合があります。
写真写りが気になる場合、事前にフラッシュを焚いて自撮りをしてみたり友達とプリクラを撮りに行ってみるといいかもしれません。
カラコンの色と印象の違い
ブラック・ブラウン
「カラコンっぽさ」を出さずナチュラルに盛りたい方向けなのが、アジア人の瞳の色に近いブラウンやブラックのカラコン。
清楚で可愛らしい感じや今話題の「地雷系」を目指したい方には、発色が強めの黒いカラコンが。ふんわり可愛くフェミニンな雰囲気にしたい方には、カプチーノやアプリコットブラウンのように淡い色合いのブラウンがオススメです。話題のレース振袖からシックな古典振袖までなんにでもあうのが、ナチュラルな黒やブラウンのカラコンの強みです。
また、黒いカラコンは、モデルの菜々緒さんや山本舞香さんのようなクールで凛とした印象を与えたいときにも役立ちます。
ヘーゼル・グレー・オリーブ
抜け感のある色素が薄い感じになりたい場合は、ヘーゼルやグレー、オリーブなどの優しい色合いのカラコンがオススメ。いま話題のくすみカラーの振袖など、アンニュイな雰囲気のコーディネートとの相性がいいです。
グリーン・ブルー
とにかく可愛く派手に盛りたい! 振袖のコーディネートもあわせてドーリーにしたい! など、頭の先端から爪先までまるっと変身したい方には、グリーンやブルーなどのカラコンがオススメです。
派手なカラコンの場合は、メイクや髪型もそのカラーにあわせたものにしないと浮いてしまう場合があります。是非事前にヘアメイクさんに相談してみてください!
カラコンを使う前に
コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医にご相談のうえ、検査・処方を受けてお求めください。また眼科医による定期検査をお受けください。(MORECONTACTウェブサイトより引用)
確かにカラコンは手軽にがらっと印象を変えることのできる便利なものです。ただ、2009年の薬事法改正により医療機器として認定されたように、私たちの健康に関わるものでもあります。視力の低下や失明が起こってしまうと、もう取り返しがつきません。カラコンを使う際には
- 眼科医の検査・処方を受ける
- 厚生労働省の承認を受けた商品を買う
ことを念頭にお楽しみください!